ネオロマンスライブ2004SUMMER ライブコント2日目アンジェ
ヴィクトール「夏とは一年で過酷な季節だ。だが最も肉体の鍛錬に相応しい季節でもある。さて本日の種目は、プールで水泳だ」
ゼフェル「おいおいおい、守護聖に肉体の鍛錬が必要なのかよ!?ってか何で俺まで巻き込む?」
エルンスト「自分だけ逃げられるとは思わないで下さい。居合わせたのが運のツキです」
ユーイ「一、二、三、四。よし、準備体操終わり」
ゼフェル「やる気まんまんだよ、おい。おい、肉体の鍛錬って楽しいか、ユーイ」
ユーイ「よくわかんないけど、泳ぐんだろ?水は好きだな、俺」
ゼフェル「へっ、めでてーやつだな、オメー」
ヴィクトール「それでは、手始めにプールを一往復してもらおう。途中で足をついてもよし。第1のコース、ユーイ」
ユーイ「おう」
ヴィクトール「第2のコース、ゼフェル様ー。…以上2名」
ゼフェル「ちょっと待て、オメーらは何で泳がねーんだよ」
ヴィクトール「私は指導員ですので」
エルンスト「私は記録観察係です」
ゼフェル「コラー!何なんだよ、その、記録観察係?エルンスト!」
エルンスト「我ながら適材適所だと思いますが」
ゼフェル「そういう話をしてるんじゃねえよ」
ユーイ「ゼフェル様も記録係をやりたいのか?」
ゼフェル「誰がそんなもん、やりてえって言ったよ」
ユーイ「俺はかまわ…(つまって)構わないけど……何怒ってんだ?」
ゼフェル「何か、可愛いなこいつ。ゼッテー負かしてやるからな」
ヴィクトール「話は終わったようだな。では位置について、よーい、スタート!」
ゼフェル「うおーーーー!」
(岩田さん、片側の手と足で平泳ぎを泳ぐようなジェスチャー。大ちゃん、片手で「前へ習え」の状態で掌を左右に振る。友達命名「クリオネ泳ぎ」)
エルンスト「力を泳いでいますが、全然前に進んでいませんね。それとは対照的に…」
ユーイ「えいやさ、ほいやさ。えいやさ、ほいやさ」
エルンスト「ユーイの方はかなりのスピードですね」
ヴィクトール「泳ぎなれてるようだな。流石は海育ちだ。しかし…」
ユーイ「えいやさ、ほいやさ。えいやさ、ほいやさ」
ヴィクトール「あの泳ぎ方は…、何て名前だ?知ってるか、エルンスト?」
エルンスト「いやー、検討もつきません。以前アクアリウムで見かけた、…うーん、エビ?(ユーイに確認を取りながら)ヅケマグロ…?ゲソ!あ、エビ。エビを思い出しますね」
ユーイ「えいやさ、ほいやさ。えいやさ、ほいやさ」
ヴィクトール「だがしかし、あの掛け声は何とかならんか」
エルンスト「言葉に出来ない脱力感を感じますね」
ヴィクトール「おーい、ユーイ」
ユーイ「何だ?」
エルンスト「それは、何泳ぎと言う名前ですか?」
ユーイ「知らない」
ヴィクトール「誰から教わったんだ?」
ユーイ「じいちゃん」
ヴィクトール「その掛け声は何なんだ?」
エルンスト「というより、何故口から水が入らないんですか?」
ユーイ「水?別に平気だぞ。あ、もしかして、黙って泳ぐのが決まりなのか?」
ヴィクトール「いや、決まりではないが、一般的だな」
エルンスト「試してみたらどうですか?」
ユーイ「おう。………ブクブクブク…」
ヴィクトール&エルンスト「ああ!?」
ユーイ「あぁ、驚いた。溺れそうになったぞ」
ヴィクトール&エルンスト「溺れてた、溺れてた」
ユーイ「黙ってると息継ぎのコツがわからないから、声出していいか?」
ヴィクトール「ああ、構わんぞ」
ユーイ「えいやさ、ほいやさ。えいやさ、ほいやさ。よしターンだ」
エルンスト「それに比べて…。(この間みっちゃんはずっと平泳ぎしていた)お待たせしました。(みっちゃん、台本のページを慌てて捲る。が、解らなくなってきている。以前もメモワール2001の時に成田さんに台本捲ってもらったよね)7Pです」
ゼフェル「うおーーー!」
ヴィクトール「ゼフェル様はさっきの位置からピクリとも動かないな」
エルンスト「何か呪いでも掛かっているんでしょうか?」
ヴィクトール「前に進んでない事に気付いてないかもしれないな。声をかけてみるか。あー、ゼフェル様ー、ゼフェルさーまー!」
ゼフェル「うおーーー! ん?ん?(キョロキョロと)どうした?」
エルンスト「あのですね」
ゼフェル「うん、あれ?何じゃこりゃー!!何で俺はこんな所にいるんだ!?すっげー勢いで泳いだのに」
ヴィクトール「それはですねー、ゼフェル様」
ユーイ「えいやさ、ほいやさ。お?ゼフェル様、二往復に挑戦するのか。それなら俺も負けていられないな」
ゼフェル「あ、そーか。俺、気がつかない間に一往復してたんだ。なーんだ、よかった。ほんの一瞬だけ、今までずーっと同じところで、ジタバタしてるんじゃねーかと思ったぜー、アハハハ」
ヴィクトール&エルンスト「いえ、その通りです」
ゼフェル「じゃこの調子でユーイを引き離すか。先輩守護聖と劇団の先輩後輩としての意地が。この大事な可愛い、可愛すぎてちょっと嫉妬しているこの俺。負けるとしゃくだー!」
ユーイ「えいやさ、ほいやさ。えいやさ、ほいやさ。はずかしー」
ゼフェル「あー、あー、あー、あぁ…」
ユーイ&ゼフェル退場
エルンスト「あの泳ぎ方は、データにありませんね。あ、またユーイが追い越した」
ヴィクトール「頑張れー、ゼフェル様ー」

ユーイのクリオネ泳ぎが可愛くて、これでユーイと浪川さんに転びました(笑)。大ちゃんもみっちゃんもかわいかったです。
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