ネオロマンスライブ2004SUMMER ライブコント2日目コルダ
王崎「あ、月森くん。いい所で会えた」
月森「あぁ、王崎先輩。どうしたんですか?こんな所で」
王崎「ねえ、月森くん。お願いがあるんだけど、あぁ、でもコンクールの練習があるもんね。ごめん、ついこう」
月森「あぁいえ、構いません、多少の事なら。どういった事でしょう?」
王崎「あぁ、うん。月森くんは、パシフィコ横浜でネオロマンスライブ……ごめんこれは違った(笑)。……もとい、月森くんは区民ホールでクラシックに親しもうっていう催しが定期的に行われているのは知ってる?無料で皆にクラシックに親しんでもらう会なんだ。うちの大学の学生が中心で、今回は俺と友人と二人で二重奏をやる予定だったんだけど、相手が急に用事が出来ちゃって、それが今日の事で」
月森「俺がその人の代わりにヴァイオリンを演奏する、という事でしょうか」
王崎「うん、どうかな」
月森「大抵の曲ならば合わせられると思いますが…」
王崎「よければお願いできないかな。今回は二重奏だよって言っちゃったものだから、演目を変えたくなくて」
月森「誰に言ったんですか?」
王崎「普通科2年の彼女だよ。普通科の人にも是非聞いてもらいたくてね。昨日誘ったんだ」
月森「そう…ですか」
王崎「嬉しいよね。彼女、ヴァイオリンの勉強になるからって言ってくれて」
月森「(咳払い)約束なら仕方ありませんね」
王崎「有難う。助かるよ。じゃ、はい、月森くん。これ」
月森「な、何でしょうか、これは?」
王崎「これ?魔法のステッキだよ」
月森「ステッキ…ですか?」
王崎「演奏会の前にマジックを披露する事になってるんだ。(紀章、無言で小西を見る)この前やったら好評でね。今回もやってみようと思って」
月森「もしかして俺もやるんでしょうか」
王崎「大丈夫。コツさえ掴めば簡単だから。まずはね、ここをこう捻ってもらって」
月森「申し訳ありませんが、これは流石に」
王崎「そっかー、ちょっと難しいかな。じゃあ、こっちはどう?破っても破ってもちゃんと元通りになるお札」
月森「いや、そういう問題じゃなく…。これは明らかにヴァイオリニストのする事ではない…」
王崎「そう?でも喜んでもらえるよ。どうやって自分達の音楽に興味を持ってもらうのか、聞きやすい雰囲気を作るのか。というのも考えていきたいなって思って。いろんなアプローチもあるかなって思うんだよ。これもその一環」
月森「う…ん、お話もわからなくもありませんが…」
王崎「あ、ごめん。マジックとかって、ひょっとして苦手?」
月森「やってやれない事はないと思いますけど(意地)。しかし…」
王崎「流石、月森くんだよ」
月森「あ、あー…」
王崎「頑張ろう。じゃ、別のネタ、いってみようか。コップの底から消えるコイン。はい」
月森「このコインを入れるんですよね」
王崎「そうそう。で、この布を被せて、その隙にコップをこっそり回す」
月森「はい」
王崎「ほら消えた。流石月森くん。飲み込みが早いよね。よーし、じゃあ本番いってみようか」
月森「は?」
王崎「ほら早く早く。お客さんいっぱい入ってるよ」
月森「ちょっ、ちょっ…」
王崎「こっちこっち」
月森「もう本番なんですか……?(焦る月森)」
王崎「君が居てくれてよかったよ。きっと皆喜んでくれるよ。さあ、行こう」(王崎退場)
月森「…何故、こんな事に…。せんぱーい」(退場)

月森くんを掌で扱う王崎先輩(笑)。ちょっと腹黒さを垣間見たり(笑)。なんか、CDドラマとかライブドラマとか、ゲームとコミックス以外では、この受け(決して801としての受けではない)月森は公認なのか。ネオフェス6でも志水くんに動揺してたし。きっと火原先輩にもいろんな面で動揺とかするんだろうな。ゲームとかではそんなこと見せないだろうけど。柚木先輩にはどう見ても勝てる訳ないし。土浦とは同レベルだし…。今度、ライブドラマで月森と土浦のコンビで見てみたいな。CDではあったけど。
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